概要
ミクロ経済について学ぶとともに価格の設定や値上げをすると買わなくなる仕組みについてまとめました。
ミクロ経済学
価格の決まる仕組みについて解明する仕事のことを言います。
経済学風にいうと
「経済主体(家計や企業)の一つ一つの行動は市場においてどのようなメカニズムで
相互に調整され、価格を媒介として決まっていくのかを分析する分野」となります。
価格が需要量に与える影響
家計が100円のお菓子を買うという状況を想定します。
この時のお菓子の価格は、メーカーが決定します。
この何個買おうが価格に変動がない状態を経済学では「市場価格は購入量とは独立した一定値をとる」といいます。
この時、家計は「いくら払ってお菓子を買うのがベストの状態か」を考えます。
この意思決定についてのプロセスをミクロ経済学では「限界」というキーワードで表します。
例えば、お菓子を二袋買った場合のコストは200円さらにもう一袋増えるとコストは100円増加します。
この時の購入限界金額は200-100円で= 100円となります。
つまり
ある財の1単位の価格=その財の限界コストとなります。
限界メリット、限界コスト
財を一つ買うことでメリットが増加した分のことを言います
お菓子を一つ買うことで満足度が200円分得られるとします。
二つ目を買うと150円と限界メリットはありがたみの減少に伴い少しづつ減っていきます。
どんどんと減っていき、コスト100円のお菓子に対し、満足度が100円以下になってしまうとその時点でお菓子を買うのは損ということになります。
このとき、お菓子の値段が200円になってしまったとすると、二つ目の時点で満足度がお菓子の値段以下になってしまい購入を控える
ことになってしまいます。
これが「値上げをすれば買わなくなる」理由になります。
まとめ
限界メリット=限界コスト 消費にとって最適な状態
限界メリット>限界コスト なら買った方がお得