GDP=国内総生産
GDPはマクロ経済学の中で最も重要なキーワードとなります。
GDPとは
「ある一定期間に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計」を言います。
集計は国内に限る為、海外で日本企業が生産したものは入りません。
GNP
GDPと似ていますがこちらは、GNP=国内総生産のことを表しています。
こちらは、国民を対象にした集計なので、海外支社分も含まれます。
GDPの増減
GDPが増えた、減ったというのは国全体の資産の増減にイコールではありません。GDPとはフローつまり、ある一定期間に生み出された付加価値の量のことを言います。
国中の付加価値の積み重ねが一定の期間においてどのくらいになったのかを示すのがGDPになります。
付加価値
付加価値とは、ある企業が仕入れを行い、サンドイッチを4億うりあげたとします。このとき仕入れにパンに1億、そのた材料に1億かかった場合、付加価値は
4億-2億で2億円となります。
純間接税
GDPには純間接税が含まれています。
純間接税とは、消費税などの間接税から企業への補助金を引いたものに当たり、政府の純粋な取り分のことを指しています。
固定資本消耗=減価償却
GDPでは、生産機械の価値の目減りすなわち固定資本消耗分は含まれていません。
ある企業が1000万円の機械を買ったとき、機械は「資産」扱いになります。こと機械の寿命が仮に10年だった場合
毎年資産が100万円ずつ減っていきます。簿記などではこれを減価償却といいましたが、マクロ経済学ではこれを固定資本消耗といいます。
NDP
固定資本消耗分も入れた指標です。
まとめ
GDPとは国内で生産により生まれた付加価値の総額を言います。
国内生産=国内での分配=国内での支出となりこれを、三面等価の原則といいます。